母乳が出すぎて赤ちゃんがむせてしまう。
そんな時はどうしたらいいのか、対処法を紹介します。
赤ちゃんがむせているのはなぜ?
赤ちゃんの飲み込むスピードより、口に入ってくる母乳の量が多くて飲み込めなくてむせます。
わたしたちも、自分が思っているよりもたくさんの飲み物が、急に口に入ってきたらむせますよね。
それと一緒です。
母乳の分泌が多い場合、赤ちゃんが舌で乳首をしごいて飲むときに、母乳の勢いが良すぎてむせてしまいます。
授乳の時、むせてしまうことへの対処法
ではそんな時はどうすればいいのか?
すぐにできて、簡単な対処法を2つ紹介します。
授乳前に軽く搾乳をする
前回の授乳から時間が空いている場合には、母乳が出すぎる方は特に、おっぱいがパンパンに張って痛い状態だと思います。
パンパンにおっぱいが張った状態=母乳がたくさん溜まって、おっぱいの内圧が高まっています。
そのままの状態で授乳をすると、母乳が勢いよく出て、赤ちゃんがむせる原因になってしまいます。
なので、母乳の勢いを少しでも抑えるために、授乳前に少しだけ搾乳をします。
圧抜きをするともいいます。
やり方
- おっぱいを外側からおにぎりを握るように両手で包み、内側へ軽く力を入れる
- 手の位置を変えて色々な方向から押さえていく
1分程度で最初より少しおっぱいが柔らかくなります。
あくまでも圧を少し抜くための搾乳ですので、搾りすぎには注意します。
催乳反射のタイミングを外す
催乳反射(さいにゅうはんしゃ)とは、授乳中に母乳が湧いてくる反射のことをいいます。
催乳反射は、1回の授乳中に何回か起こっています。
反射の起こるタイミングは人それぞれで、同じ人でもその時の吸われる強さによっても違ってきます。
脇がつーんとする感覚がある方もいますし、全くわからないという方も。
わからない場合は、赤ちゃんの飲み方に注目します。
授乳の最初、赤ちゃんは口を早く動かして催乳反射を起こして母乳を湧かせようとします。
そのあと、ごくごくと1秒に1回程度のゆっくりな飲み方に変わった時が、催乳反射が起こり、母乳が湧いてきたタイミングです。
母乳が出すぎる方は、脇のあたりがつーんと痛くなる感じがある場合が多いのかなという印象です。
私の場合は、催乳反射が起こるたびに、おっぱいが硬くなって、脇のあたりが痛くなりました。
この催乳反射が起こっているときに、赤ちゃんの口からおっぱいを外すと、ピューっと母乳が勢いよく飛んでいます(射乳)。
そりゃ、むせますよね…(;^_^A
催乳反射自体は1~2分程度待てば落ち着きます。
このタイミングでむせてしまうという場合は、催乳反射が始まったら授乳を一旦中断して、射乳が治まってから再度授乳を再開するとむせずに飲めることがあります。
母乳量をコントロールしていくことも必要
赤ちゃんがむせてしまう時は、そもそも分泌が多すぎることが原因なので、母乳量をコントロールしていくことも必要です。
赤ちゃんがむせずに、母乳をスムーズに飲んでくれるようになるといいですね(*^-^*)
コメント