出産の時、上の子どもは立ち会わせた方がいいの?

出産

最近は、出産の時に家族の立ち合いがOKな病院やクリニックも増えてきています。

今日は、出産の時の上のお子さんの立ち合いについて考えてみたいと思います。

上の子どもの赤ちゃんの受け入れがスムーズになる
ママがお産に集中できないことがある

立ち合い出産をすることでのメリット

出生直後の三男を嬉しそうにみつめる長男

上の子どもの赤ちゃんの受け入れがスムーズになる

ママが痛そうにしていて、お部屋に入っていってしまった。

やっと部屋に入れてもらえたら、ママの胸には赤ちゃんがいて、おっぱいを吸っている。

子どもは、ママのお腹が大きくなっていって、「赤ちゃんがいるよ」と教えられても、特に小さいお子さんの場合には、いまいちわかっていないことの方が多いです。

突然のライバル出現。ママを取られた!となったら、赤ちゃん返りが始まる子もいます。

ママが痛くても頑張っている姿、赤ちゃんが出てきた姿をみること、家族が増える瞬間を一緒に共有すること。

上のお子さんにとって出産に立ち会うことは、家族としての自覚を促し、兄弟を自然に受け入れるきっかけになるのではないでしょうか。

立ち合い出産のデメリット

出産後ですが…窓枠に登る次男

ママがお産に集中できないことがある

これはお子さんの年齢や性格、時間帯など色々な状況にもよるのですが、ママが上のお子さんのことが気になってしまい出産が進まないことがあります。

陣痛が来ていると、いつもと何だか違う雰囲気のママに不安を感じるお子さんが多いです。

落ち着かなくて走り回ったり、ママを元気づけようと普段と違うことをしてみたり、かまってほしくて甘えてきたりなど、ママ!ママ!となってしまうことがあります。

陣痛中は、自分に向き合って、赤ちゃんに集中してほしい。そうすることで、出産も順調に進むことが多いのです。

お子さんが待ちくたびれて一旦外出したとたんに、出産が進むこともしばしばあります。

ですから、どうしてもお子さんのことが気になってしまうという場合には、出産直前まで大人と外で待機していてもらう、立ち合い出産を諦めるなど、臨機応変な対応が必要になります。

上の子の立ち合い出産をするにあたり考えておきたいこと

病院の環境・ルール

<病院の環境>

最近は分娩室ではなく、LDR室など普通のベッドが分娩台に変えることができ、陣痛~産後までお部屋を移動しなくてよい病院が増えています。

LDR室は、分娩室より広く、室内にトイレやソファーがあったり、医療機器も少ない、または隠してあったりして、お子さんが一緒に過ごすのには適しています。

<病院のルール>

立ち合い出産は夫のみしかできない病院もありますので、病院として上の子の立ち合い出産が可能かどうかも、分娩予約をするときに確認しておくことが確実です。

サポートする大人の人数と夫の立ち合い

お子さんを立ち合わせる場合、大人のサポートが必ず必要になります。

当然のことですが、病院スタッフは、上のお子さんの世話をしてくれません。

パパやおばあちゃんなど、手伝ってくれる方とよく話し合いましょう。

<大人のサポートがパパ1人の場合>

家族で立ち合い予定だったけど、お子さんが無理で、外に出たいとなった場合には、パパも立ち会うことができなくなることを、夫婦で話しておく必要があります。

ですから、絶対パパには立ち会ってほしい!という場合には、必ず上の子をみてくれる大人を1人確保することが必要です。

子ども自身はどう思っているのか聞いてみる

子どもは、まだ上手く自分の言葉で話せない子でも、こちらの言うことは理解していることも多いです。

ですから、「赤ちゃんが出てくるとき○○ちゃんは、一緒にいたいかな?」など、パパとだけでなく、上のお子さんとも出産について話してみることをおすすめします

一緒にいたいということであれば、事前に、

  • ママは痛い顔をしているけど赤ちゃんが出てくるためには必要なんだよ
  • 赤ちゃんは出てきたらママのお胸にくるよ
  • 赤ちゃんが出てきたら、頑張ったねって、優しくなでなでしてあげてね

など、具体的にどんなことが起きるのか説明してあげるとお子さんも安心すると思いますよ。

この記事を書いた人
ともこ

大阪府在住、三男一女子育て中の助産師。妊活妊娠出産育児を女性にとって幸せなものにするためにサポートをしています。
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