妊娠中、「出血」というのは実はそれなりにあるトラブルです。
今日は、妊娠初期の出血の原因と、出血した場合はどうしたらいいのか紹介します。
生理予定日前後の出血。着床出血??
妊娠超初期では、着床出血と呼ばれる出血が起こることがあります。
受精したあと、卵が子宮に到達するまで、約1週間程度かかります。
排卵後、2週間前後が月経予定日になりますが、妊娠した場合、着床出血もこの辺りで起こることが多いので、人によっては生理と勘違いされることもあります。
出血するのは、受精卵が絨毛という組織(胎盤になる)を作り、子宮の壁にもぐっていくため、その過程で子宮の血管が傷つくためです。
出血の量は人それぞれですが、ほとんどがおりものシートにおさまるぐらいの少量の出血です。
わたしの場合は、第1子の時に少しあったのですが、生理の始まりのような感じでおりものに少しピンク色の出血が混じっていました。
てっきり、生理がそのまま来るのかなー?と思っていたら、数日たっても生理が来なかったため、妊娠検査薬を試すと陽性でした。
着床出血自体が流産の原因になることはありませんので、普段通りに過ごして構いません。
妊娠初期(5~12w未満)
妊娠検査薬で陽性が確認された後も、まだまだ出血が起こりやすい時期です。
妊娠時の流産率は、意外と高くて、15%程度と言われています。その80%が12wまでに起きていて、ほとんどが、染色体異常など赤ちゃん側の要因によるものです。
流産ではなくても、出血がある場合には、絨毛膜下血種というものが見られることもあります。これは、胎盤組織が子宮の壁に潜り込んでいく時に起こる出血が、血腫となって残ってしまったものです。
ある程度は吸収されていきますが、絨毛膜下血種が大きすぎると流産の原因になることもあります。
対処は安静にすることです。出血などの症状がなくても、絨毛膜下血種がエコーで確認された場合は、医師から安静にするよう勧められることがあります。
ただ、流産による出血なのか、絨毛膜下血腫による出血なのか、判断はつかないと思いますので、5wでエコーで赤ちゃんの袋が確認された後であれば、少量だからと放っておかずに、電話後、とりあえず受診した方が無難です。
妊娠初期に出血してしまった時にできること
ここまで書いてきたように、妊娠初期の出血への対処は基本的に
- 病院の受診
- 安静
この2点です。
初期流産は、ママは悪くなく、一定の確率で起こるものです。絨毛膜下血腫も誰にでも起きる可能性があります。
赤ちゃんの袋が子宮内に確認できた後、出血があった場合には、なるべく早く受診しましょうね(^^)/
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