添い乳は寝ながら赤ちゃんに授乳することです。
産後すぐのママにとっては、体を休めながら母乳をあげることができるため、とても楽ちんな授乳方法ですね。
この記事では、添い乳のやり方や気を付けることについてまとめます。
- 添い乳は産後すぐからできる
- げっぷはしなくても良いが、吐き戻しによる窒息予防のため横向きで寝かせる
- 授乳が終わったらママはそっと後ろに移動する
添い乳は産後すぐからできる
添い乳は産後すぐからできます。というか、産後すぐの時期は、授乳も頻回で、ママの体の疲労もピークのため、むしろ産後すぐの時期におすすめな授乳方法です。
ただ、起きた状態の授乳と違って見にくいので、少しコツが必要になります。
やり方がわからない場合は、入院中、助産師に教えてもらうのがおすすめです(^^)
添い乳のやり方
- 赤ちゃんを横向きに寝かせ、背中にバスタオルを挟んで支える
- 赤ちゃんと向い合って横になり、乳首の位置と赤ちゃんの口の位置を合わせる
- 下になっている方の肘をまげて頭を少し起こす
- 上側の手で赤ちゃんの耳の後ろから後頭部を支え、口があいた時に乳首をくわえさせる
- 深くくわえられたら、ママは肘を伸ばし完全に横になる(楽な姿勢に)
添い乳による窒息は大丈夫?
添い乳による窒息事故を起こさないために、気を付けた方がいいことをまとめます。
睡眠薬など内服している場合は添い乳NG
産後のママの体は、基本的にはホルモンにより、赤ちゃんが泣いたり動いたりしたら起きるようになっています。
少しでも「ふぎゃ」と声を出しただけ、赤ちゃんが動いただけでも起きてしまいます( ;∀;)
ですから、寝入ってしまい、赤ちゃんに覆いかぶさってしまって、窒息させてしまうリスクは少ないです。
ですが、睡眠薬やその他内服薬で副作用に眠気がある薬を内服している場合は、眠りが深くなってしまい起きられないことがあるので、添い乳はしない方が良いです。
上側のおっぱいでの授乳は、生後3か月以降が無難
慣れてくると、場所を移動せずに、そのまま上側になっているもう片方のおっぱいをくわえさせることもできるようになります(やりやすさは、おっぱいの形にもよります)。
ですが、
- 生後3か月までは赤ちゃんの体も小さく、首すわり前のため自分で首を動かせない
- 授乳姿勢が上から覆いかぶさる形になる
上記のため、窒息の可能性が高くなってしまいます。
片側の授乳が終わったら、赤ちゃんの体の向きを変えて、ママも反対側に移動して添い乳をするようにしましょう。
げっぷはしなくても良いが、横向きで寝かせる
母乳の場合はミルクに比べ空気を飲みにくいので、必ずしもげっぷは必要ではありません。
赤ちゃんにもよりますが、吐き戻すことがあるので、授乳後そのまま横向きで寝かせるようにします。
吐いたものが気管に誤って入ってしまうと窒息してしまうので、誤飲予防のためです。
※毎回大量に吐き戻す子の場合は、添い乳後でもげっぷさせてあげた方がいいかもしれません。
授乳が終わったらそっと後ろに移動する
授乳後は、赤ちゃんから離れた方が、安全です。
授乳中はなるべく眠らず、授乳が終わったらママが後ろに下がって、赤ちゃんから少し離れて眠ることをお勧めします。
赤ちゃんをベビーベッドに寝かせてもいいのですが、起きてしまう子もいるので、ママが位置を移動することがお勧めです。
疲れているときには添い乳で楽に授乳を
疲れているときには、体を休めることができるので、安全にさえ気を付ければ、産後すぐの時期の添い乳は、とてもおすすめです(^^♪
最初は難しいと思いますが、コツをつかめばできるようになるので、少し練習してみてくださいね。
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