バナナなどの果物は、栄養も豊富で、赤ちゃんもよく食べることが多いので、ついつい気軽に与えてしまいがちです。
ですが、果物には糖分がたくさん含まれているため、実は、与え方には注意が必要なのです。
この記事では、赤ちゃんから就学前までのおやつの考え方や、適したおやつ、果物の与え方について紹介します。
- 子どものおやつは第2の食事
- お菓子よりもおにぎりや蒸した旬の野菜
- 果物を与えるのはなるべく遅く、常に食事として与えない
離乳食時代や幼児のおやつの考え方
子どものおやつは、三食では不足してしまう栄養を摂取するためのものです。
栄養が不足してしまう理由としては、
- 胃が小さく、食べられる量が少ない
- 消化機能が完成していない
ことが挙げられます。
ここで、知っておいてほしいことは、
大人が嗜好品として食べる「おやつ」とは、全く意味合いが違うということです。
大人は三食で必要な栄養は摂れますが、食べたいから・おいしいからなど自分を満たすためにおやつを食べますよね。
ですから、乳幼児のおやつは、補食と言われたりもします。
<必要な補食の回数>
- 3歳未満:1日2回
- 3歳~就学前まで:1日1回
乳幼児に適したおやつは何なのか
補食=三食で摂取できない栄養を補うものと考えると、おやつには、市販の赤ちゃんせんべいなどよりは、おにぎりや、ふかしたお芋・とうもろこしなどが適しています。
おにぎりの具は、残り物でもいいので、コーンや青菜などの野菜やじゃこなどの小魚を入れて、少しでも栄養が摂れるように工夫するといいですね(^^♪
・・・とはいっても面倒だと思うので、そんな時はふりかけでも十分(笑)
うちの子ども達は赤ちゃん用のふりかけは全員食べてくれず(-_-;)
薄味すぎてお気に召さなかったようで、大人用の無添加のふりかけを使ってました。
もちろん、外出時など、市販のおやつを利用することも全然OKです。
我が家でも、毎日用意するのは手間なので、よく市販のおやつも利用します。
ですが、小魚や干し芋など、なるべくおやつの内容には気をつけて選ぶようにしています。
就学前まで、特に離乳完了時期の1歳半までは、基本、おやつは第2の食事として考えましょう。
果物を気軽に与えすぎていませんか
色々なママさんの相談を聞いていて感じることが、果物を与えすぎているのではないかということです。
果物は天然のものですし、栄養も豊富で、添加物等が入ったおやつよりは気軽に与えやすいのだと思います。
ですが、果物を野菜と同様に考えて与えすぎることは危険だと考えます。
離乳食をどれだけ頑張って薄味で作っても、バナナをはじめとした果物はとても甘いですよね。
その甘さを知ってしまうと、どんどん甘いものを欲しがるようになります。
中には、薄味の離乳食を食べなくなってしまう赤ちゃんもいます。
確かに、甘いので、赤ちゃんはよく食べます。
離乳食の時は、誰もが「たくさん食べてほしい」と思うもの。
でも、よく食べるからといって、果物ばかり与えると、糖分の摂りすぎになってしまうので、与えすぎには注意が必要なのです。
離乳食の時の果物の与え方
アレルギーの確認のために、果物を与えることもあると思います。
離乳食の本には、わりと早い時期から果物を使用したレシピが載っていますが、
- 与える時期はなるべく後半にする
- 時々旬の果物を与える程度にする
ことが大切です。
食事の時やおやつに、毎回果物を用意することはやめましょう。
特に気をつけたいのがバナナ。毎日の朝ごはんや、おやつの定番になっているご家庭がとても多いです。外出時に持ち歩くためのバナナケースも売ってますね(;^_^A
「小腹がすいたら果物」が習慣化してしまうと、お子さんも欲しがりますし、やめることが難しいので、時々与える程度にしておきましょうね!(^^)!
あくまでも、おやつは第2の食事です!
糖分は生きるために必要なものなので、脳も「もっともっと」と欲しがります。
乳幼児の時期は、その後の味覚が形成される大切な時期。
普段から、糖分を摂取しすぎることにより、将来の生活習慣病のリスクだけでなく、子どもの知能の発達への影響があることもわかってきています。
果物の与えすぎは、容易に糖分の摂りすぎ、甘いもの依存になりますので、おやつの内容には、気をつけていきたいですね。
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