仕事に復帰するときの母乳。続ける?卒乳?断乳?

仕事復帰のときの母乳母乳

4月の入園時期が近づいてきました。

仕事に復帰するとき、授乳中だと、母乳を続けるのか、卒乳・断乳するのか迷いますよね。

わたしは、長男と次男の時、1歳で仕事に復帰しています。それから1年以上、仕事をしながら母乳育児を続けていました。

今回は、仕事をしながら授乳を続けるやり方や注意点、卒乳・断乳の判断について、赤ちゃんの月齢も含めてお話していきます。

仕事に復帰した後、母乳を続けるメリット

子どもの精神的な安定剤

母乳を飲むという行為は、子どもにとって、とても安心して心地良いものです。

保育園という新しい環境に入っていくお子さんは、母親と離れるため、大きな不安を抱えます。個人差もありますが、慣らし保育が始まると、普段より甘えて、離れてくれないお子さんが多いのではないでしょうか?

そんな時に、母乳は、仕事復帰後の忙しい毎日の中でも、母子のスキンシップが自然にとれ、子どもの精神的な安定剤となってくれます。

母乳の免疫移行により風邪をひきにくい

母乳の栄養は徐々に低下していきますが、子どもが1歳を過ぎても、母親からの免疫移行は続いていると言われています。母親が作った免疫が、母乳を通して子どもにも移行します。

母親と同じ細菌やウイルスに感染した場合は、母乳から免疫をもらっていれば、ウイルスや細菌に対抗することができますので、風邪をひきにくくなります。

特に生後6か月未満で仕事復帰する場合には、まだ抵抗力が弱く、感染症が重症化しやすいため、母乳育児を続けながら復帰する方が、赤ちゃんにとっては優しいです。

長男は確かにほとんど風邪を引かなかったので、免疫もばっちり移行していたのかなという印象です。長男は母乳大好きっこで、1日10回以上の頻回授乳でした。

次男の時は、復職直後は結構風邪をひきました。乳幼児でも免疫力には個人差があります。次男は確かに免疫力はちょっと低めな印象でしたが、わたし自身が色々しんどい時期があり、母親自身の免疫力が落ちていた=母乳の免疫力も低下していたのかもしれません。

母乳の免疫が完璧というわけではないですが、復職直後は休みづらいと思いますので、できるだけ体調不良にならないようにするための予防策として母乳育児を続けることは有効です。

体調不良の時の最後の砦

体調を崩すと、ごはんを食べてなくなることがあります。さらに、多くの方が復職するタイミングである、1歳になったばかりの頃は、経口で摂れる水分も元々少ないのに、水分も飲んでくれなくなることも。.

不調になって食べない・飲めないとなると、脱水の危険があります。そうなると入院になってしまう可能性が…(-_-;)

 

我が家の子ども達は、そんな時でも、母乳だけは飲んでくれていました。

2人とも、突発性発疹になった時は、あまり水分が摂れなかったのですが、母乳は飲めていたので、入院しなくてすみました。まさに最後の砦(笑)

そして、ぐずぐず調子の悪い子どもの看病をするとき、添い乳は大活躍で、自分も身体を休めることができてとても助かりました。※添い乳はデメリットもあるので、三男の時はやめました。

仕事に復帰した後、母乳を続けるデメリット

母親がしんどい

母乳は血液から作られます。身体が頑張って母乳を作っているので、とても疲れやすいです。

授乳中は免疫力も低下していますし、授乳を続けることは、母体にとっては負担です。

わたしの場合、授乳中は、「見た目は元気だけど、すごく疲れやすい」という状態が常に続いていました。だから、授乳を続けながらの仕事は、身体としてはしんどかったです。

母乳がどんどん甘えアイテムに

母乳は子どもの精神安定剤になるメリットがあります。しかし、度を過ぎると、少しでも心が弱ることがあるとすぐに母乳を求めるようになります。

長男の時はまさにこれで、いいきかせ卒乳するまで、わたしと一緒にいると、1日10回以上母乳を飲みに来ていました(泣)

ですから、母乳はあくまで食事であって、甘えアイテムにはしない方がいいと思っています。

お子さんの心を満たすのは、別の方法に移行していかないと、仕事をしながらの頻回授乳は、時間的にも、身体的にも、精神的にもとてもしんどいので注意が必要です。

母が授乳中動けない

授乳中は、他のことをすることができません。

仕事復帰したら帰宅後~就寝まではバタバタ。少しでも早く食事やお風呂、家事を終わらせて、早く寝たいですよね。

でも、ちょこちょこ授乳をはさむとその時間は動くことができません。結果、就寝時間が遅くなってしまったり、「早く飲んでよ」と動けないことにイライラしてしまった経験があります。

「スリングに入れて、勝手に飲んでる」という強者ママさんにも出会ったことはありますが、子どもにとって、揺れる中でおっぱいをくわえるという行為は、「食事」とはかけ離れますし、落ち着いたスキンシップの時間とはならないので、わたしはお勧めしません。

仕事に復帰した後、母乳育児を続けるか否か

上記のメリットデメリットをふまえ、お子さんの月齢や今の授乳回数・離乳食の進み具合、精神状態、自分自身の気持ちを考え、総合的に判断すればOK。

卒乳のタイミングは、お子さん・ママどちらが決めてもいいのです。

わたしは好きなだけ母乳を飲めばいいと思っていたので、仕事復帰しても授乳を続けていました。

どちらでも、ママが後悔ない方を選択して下さいね(^^)/

ただ、1歳未満での早期の仕事復帰の場合は、デメリットよりもメリットが大きいと感じますので、少なくとも1歳程度までは続けてあげるといいかなと個人的には思います。

入園前に母乳回数を減らしておく必要はあるか?

これは、お子さんの月齢により違います。生後8か月ぐらいまでは、メインの栄養が母乳・ミルクなので、離乳食の進み具合にもよりますが、中々減らすことが難しいと思います。

ある程度離乳食が進み、食事やおやつ、外遊びなどで過ごすことができるようでしたら、入園前に回数を減らしてみてもいいです。でも、必須ではありません。

お子さんがお昼寝の時にそい乳でないと眠れないこの場合や超頻回授乳のお子さんの場合は、おっぱいがなくても過ごせるのかとても心配になりますよね。

でも、心配しなくて大丈夫です!

子どもの適応力はとても高く、最初数日は泣いても、保育園はママがいない=おっぱいをもらえない場所と認識し、すぐに泣かなくなります。

ただ、ママがそばにいる時はおっぱいを欲しがる子が多いです。

入園前の、お子さんとずっと一緒の貴重な時間を、お互いストレスで過ごすのはもったいないと思うので、無理に母乳の回数を減らす必要はないですよ☆

仕事に復帰してからも母乳を続けるときの搾乳について

仕事に復帰するとき、多くのママさんが、「母乳が出なくなるのでは?」と心配されると思います。確かに授乳間隔が空くようになると母乳の分泌は低下しますが、月齢によってもお勧めの対応が違いますので下記で説明します。

生後8か月未満(離乳食がある程度食べられるようになるまで)

お子さんの離乳食がまだ進んでいなくて、メインの栄養源が母乳の場合は、搾乳をして、母乳分泌を維持する必要があります。

ですから、保育時間が6時間以上など、長時間になる場合は、お昼休み等休憩の時間に1回搾乳する方がいいです。

一般的なお昼に働くスタイルだと、預ける直前に授乳→搾乳→帰宅後授乳という感じになることが多いかと。

生後8か月以降

ある程度栄養が食事からも摂れるようになっている場合は、母乳分泌量を維持する必要性は低くなってきていますので、職場での搾乳はしてもしなくても、どちらでもいいです。

途中で搾乳せず1日働く場合は、最初の1週間程度はおっぱいが張ると思いますが、段々リズムができてきて、おっぱいも学んでいき、仕事中は張らなくなります。

仕事をしながら母乳育児を続ける時は乳腺炎に注意

仕事をしながら母乳育児を続けていく場合は、乳腺炎になりやすいため注意が必要です。

  • 授乳間隔が空く
  • 疲労やストレス

乳腺炎になりやすい条件がそろっています。

乳腺炎の原因は、食べ物よりも母親の疲労や体調不良であることが多いです。

それまでの生活とガラッと変わるので、最初は疲労が溜まりやすいとは思いますが、無理しすぎないことが大切です。

仕事中におっぱいが張って痛い時の対応

授乳間隔が空いて、おっぱいが張って痛い場合は、圧抜きや搾乳で対応します。

搾乳は、休憩時間に両方で10分程度、多少おっぱいが軽くなるぐらいにとどめます。

 

搾乳する時間がない・搾乳する必要性がない場合には、圧抜きで対応します。

乳輪周りを触るとそれが刺激になって余計に張ってしまう場合がありますし、服の上からでも仕事中は触りにくいですよね。

そういう時は、おっぱいの付け根、ブラのワイヤーが当たる部分に、親指~手首までの側面を当てて、両側から内側にむけてゆっくり圧迫します。おっぱいの付け根を動かすよう意識するのがポイントです。

これだけでも少し楽になりますし、何回やっても大丈夫ですよ!

準備しておくと便利なもの

普段の授乳回数にもよりますが、母乳パッドは必須です!

いつものペースではお子さんに吸ってもらえないので、気づいたらブラや服がびしょびしょなんてことも。

母乳パッドしてたのに、ずれてて何回か服が濡れていたこともありました(-_-;)

ダッコ dacco 母乳パッド マミーパット アクティブライト 132枚入 (1枚入×132個)
オオサキメディカル
¥657(2021/03/25 18:52時点)
1枚ずつの個包装になっているので使いやすいです

あと、搾乳を続ける場合に、あると便利なのは、手動の搾乳機。

手搾りより、楽に、早く搾れます。

搾乳機は握って搾るタイプが使いやすくてお勧めです。

この記事を書いた人
ともこ

大阪箕面市、たんぽぽ助産院。妊娠・出産・産後の相談相手が欲しい女性に、助産師+4人の子育ての豊富な経験から、あなたと赤ちゃん、ご家族が一番楽ちんな提案をする産前産後アドバイザー。なんでもお気軽にご相談ください。

ともこをフォローする

離乳食に果物を与えすぎないように注意しましょう
母乳が出すぎて赤ちゃんがむせるときの対処法
母乳が出すぎて痛い時の、保冷剤の使い方や気をつけること
添い乳のやり方や気を付けること
母乳が出すぎる時の授乳のコツ

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました