この記事では、ピーナッツアレルギーの症状や対応、経過について、次男に起こったことを振り返ります。
受けていた血液検査では最初は陰性でしたが、2歳前に発症し、しばらくピーナッツを除去して、3歳過ぎには食べられるようになりました。
次男の経過が、現在、軽度のピーナッツアレルギーを持つ赤ちゃんのママの参考になればと思います。
次男のピーナッツアレルギーがわかるまで

最初に「あれ?」と思ったのは、生後1歳3か月ごろに行った沖縄旅行。ジーマミー豆腐を少し食べさせた数分後、顔や胸のあたりに蕁麻疹がでてきました。

この時は「もしや?」とは思いつつも、はっきりと何に反応したかわかりませんでした。
元々卵アレルギーもあったので、当時卵はクリアしていたけれど、ちょっと生っぽい感じだった、疲れてたのもあり、そちらに反応したのかな?と。(お料理は自炊したものでした)
原因はわからなかったのですが、明らかに食物アレルギーの症状だったので、元々処方(卵アレルギーだったため、お守りで、屯用で処方あり)してもらっていた抗ヒスタミン薬を飲ませました。幸いなことに、しばらくして落ち着きました。
同様の症状は、その後出ていなかったので、すっかり忘れていたのですが。
半年後、確信する出来事が起こります。
長男はピーナッツバターが好きで、久しぶりにピーナッツバターをつけたパンを朝食に出したのです。
そして、次男も同じものを食べました。次男は、ピーナッツバターを口にしたのは初めてでした。
・・・数分後、顔から腕、胸のあたりまで、見覚えのある蕁麻疹が出てきました。
沖縄旅行の時の反応同じです。
この時は、ピーナッツ以外にアレルゲンと思われるものを食べていなかったので、すぐにわかりました。
とりあえず、冷やして、すぐに再び内服薬を飲ませて症状は軽快しました。

蕁麻疹は、掻くと広がってさらに悪化するので、アレルギー症状が出たら、わたしは、とりあえず少しでも痒みが落ち着くように冷やします。自宅にある小さめの保冷剤を当てます!
そのまま、かかりつけ医に電話して受診し、アレルギー検査を再度してもらうと、前回は陰性だったのに、数値が上昇していました。

ジーマミー豆腐もピーナッツバターも、ピーナッツが濃縮されていて、アレルギーがある場合は、実は少量でも危険だったのですが、当時は知りませんでした(;^_^A
ジーマミー豆腐の原料がピーナッツで、しかも大量に入ってるとは、見た目からはわからないですよね。

小児科で受けていたアレルギー検査ではピーナッツは出てなかったから、油断していました。
年齢によって、卵・乳・小麦のように落ち着いていく傾向のものもあれば、出やすくなるアレルギーもありますね。
ピーナッツアレルギーに対しての当時の医師からの指導と食べられるようになるまで

次男の場合は、アレルギーのクラスは1(疑陽性)。
アレルギーのクラスの基本的な考えは、「クラスが強ければ、アレルギーである確率が高まる」です。
一概にクラスが弱い=アレルギー症状が弱いとはならない点は注意が必要です。
ピーナッツアレルギーは、数値が低くても、症状が出る場合、アレルギー反応が強めに出る傾向があるようです。
食べた時に、呼吸に症状が出なくて、本当に良かったです(-_-;)
呼吸が苦しそうな様子があれば、アナフィラキシーショックを起こしている可能性があるので、即救急車を呼んでください。
ピーナッツを除去してから食べられるようになるまでの経過

アレルゲンへの接触をなくすことで、徐々に数値が下がってきて、成長と共に食べられるようになると思う
小児科の先生からの指導は、次男の場合、「しばらくアレルゲンを遠ざけること」でした。
ピーナッツの入ったおやつ、ピーナッツバターの購入を避けて、しばらく家の中からピーナッツを追い出しました。
この時は、念のため、他のナッツ類も食べさせるのはやめておきました。ナッツ類はお菓子に入っていることも多いので、除去したい場合には、少し注意が必要です。
2歳2か月、3歳過ぎの血液検査結果です。

2歳の血液検査で、同時に検査したAra h2は、ピーナッツを摂ったときのアレルギー症状の出やすさの診断に使われるものです。こちらは陰性でした。除去して4か月ほどで数値は下がってきて、少し安心したことを覚えています。
3歳すぎの血液検査では、0.1以下まで反応が低下したので、小児科の医師の指導で、久しぶりに食べさせてみることになりました。
3歳2か月、家でピーナッツバターを少量から食べさせ始めました。
最初は、耳かき1さじ程度のわずかな量から、徐々に増やしていき、2週間ほどでパン1枚食べられるように!(^^)!
他のナッツも大丈夫でした。
ピーナッツアレルギーに対する現在の一般的な考えとアレルギー症状が出た時の受診先

- アメリカでは、ピーナッツアレルギーの発症予防を目的に、離乳開始後、早期にピーナッツを含む食品を食べさせること(ただし、重度の湿疹があるなど、アレルギーを起こすリスクが高い赤ちゃんについては、個別対応)が推奨
- 食物アレルギーを予防するために、離乳食の開始時期を遅くすることに意味はない。逆に食べさせることを遅らせることで、アレルギーになる確率が高まる可能性がある。
- ピーナッツアレルギーは、成長と共に大部分が軽快する卵・小麦・乳アレルギーに比べ、食べられるようになる確率が低め
アレルギーは「食べて慣れさせる」方向に進んでいます。予防のためには、むしろ早めに食べさせた方がいいとも。
ただ、次男のようにアレルギー症状が出た場合には、医師の指示のもと、時期をみて、食べさせていくことが大切です。
アレルギーの予防のための離乳食の進め方と、アレルギーを発症してしまった時の対応は、当然違ったものになります。
一時的、または数年に渡り、完全除去が必要なこともあります。何でも慣れさせればいいというものではありません。
アレルゲンにより、また子どもの反応により進め方は違うので、経験豊富な小児のアレルギー専門医を受診されるのが、手っ取り早く、安全・確実なので、お勧めです。
離乳食を始める前に血液検査を受ける必要はありませんが、進めていく中で、アレルギー症状かも?ということがあれば早めに受診しましょう(^^♪

次男は、ピーナッツを食べても、その後蕁麻疹がでることはなく、現在まで、普通に食べることが出来ています。良かったです(^^♪
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