妊娠した!となったら、だれにいつ妊娠を報告するべきか、タイミングに迷うことがありますよね。今日は妊娠がわかった後、「だれ」に「いつ」報告したらいいのかを紹介します。
妊娠経過と流産のリスク
妊娠に気づくのは、早い人で妊娠4週、遅くとも妊娠6週頃ではないでしょうか。
妊娠反応が陽性になっても、流産率は15%と意外に高く、確実に妊娠が継続できるわけではありません。
流産の80%が妊娠初期(妊娠12週)までに起こります。
また、確率は低いですが、子宮外妊娠といって卵管など子宮の外に着床してしまうこともあり、この場合も妊娠を継続することは困難です。
病院の経膣エコーでチェックしているポイントがあり、クリアするごとに徐々に妊娠継続の可能性が高くなっていきます。
- 子宮内に赤ちゃんの袋(胎のう)が確認できる(妊娠5週頃)
- 赤ちゃん(胎芽)が見え、心拍が確認でき、予定日が決まる(妊娠7~9週)
- 妊娠12週を超え、赤ちゃんの成長が確認できる
ここまでクリアしたら流産の可能性はぐっと低くなります。
妊娠を、誰に、いつ報告するべきか
妊娠週数と赤ちゃんの成長、伝える人について表にまとめました。
妊娠週数 | 妊娠経過 | 伝える人 |
妊娠4~5週 | 妊娠検査薬陽性 | 夫/パートナー |
妊娠5~6週 | 病院で赤ちゃんの袋確認 | 上の子ども |
妊娠7~9週 | 赤ちゃんの心拍確認、予定日決定 | 職場の上司 |
妊娠12週 | 初期流産のリスク↓ | 両親や親しい友人 |
妊娠16週以降 | 妊娠中期(安定期) | 周囲の友達 |
※あくまでもこの時期を過ぎたぐらいで伝えてもいいかなという指標なので、必ず言わなければならないわけではありません。
妊娠5~6週 家族への報告
●妊娠検査薬が陽性になったら
やはり1番最初に報告するのは、夫またはパートナーです。
上のお子さんがいる場合には、夫と話し合い、いつ伝えるかを決めましょう。
しばらく周りに内緒にしておきたい場合で、お子さんが話してしまいそうな場合には、お子さんにも内緒にしておくというのも一つの方法です。
妊娠8週 職場への報告
職場への報告のタイミングは人それぞれですが、赤ちゃんの心拍が確認できたら、まず上司へ報告します。つわりがひどい場合は妊娠8週以前に申告したほうがいい場合もあります。
安定期(妊娠16週)に入ってからの報告だと、産休まであまり時間がなく、引継ぎ等で迷惑をかけてしまうことがあります。
また、それまでにトラブルがあった場合、職場に迷惑をかけることになってしまうので、職場へは早めの報告がお勧めです。
特に仕事で重たいものを持たなければいけないような場合、業務に配慮してもらうことが必要なので、上司だけでなく、同僚にも早めに報告した方が安全です。
妊娠12週 両親や親しい友人
妊娠12週まできたら、流産の可能性はぐっと低くなります。
ですから、両親や親しい友人への報告をしてもいい時期になります。
もちろん、伝えたい人にだけ伝えればOKです。
妊娠16週以降 周囲の友人
妊娠16週になると、子宮も大きくなってきて、シルエットからも妊娠していることがわかるようになります。
ですので、友人に報告というよりは、わかってしまうといったほうが正しい場合もあります。
妊娠を周囲へ伝えることで助けてもらえる

流産の可能性のある時期に、妊娠を周囲の方へ伝えることについては色々な考え方があります。
ですが、突然の出血等、何かあったときに迷惑をかける可能性がある方へは早めに伝えておく方がいいでしょう。
わたしの場合は、早めに周囲に伝えることで、「困ったことがあったら言ってね」とか、「しんどかったら替わるよ」と、周囲の方から助けてもらえたことがとてもありがたかったです。
そしてそれは、自分ひとりで無理することを避けることができ、お腹の赤ちゃんを守ることにつながります。
周囲からみたら妊娠していることがわからないけれど、つわりなど体調の大きな変化のある妊娠初期。
上手く妊娠を周囲へ伝えて、少しでも楽に過ごせるといいですね。
コメント