赤ちゃんの季節ごとの服の調整の仕方、考え方
こんにちは。助産師ともこです。今日は服の調節や考え方について書きます。
ママたちからよく聞かれる質問に、「赤ちゃんや子どもに服何枚着せたらいいですか?」というものがあります。最近は、寒いと思ってママが厚着させていたら、実は汗だくで暑くて泣いていたという赤ちゃんに会うことが多いです。
しゃべってくれない赤ちゃんだからこそ難しい服の調節。観察のポイントや考え方がわかれば戸惑うことが少なくなりますよ。また、洋服の無駄な買い物も減らすことができてお財布にも優しいです。
我が家の子ども達のことを振り返って、ねんねの時期と動き出してからの時期で、それぞれ季節ごとに考えていきますね。
この記事でわかること
- 赤ちゃん・子どもの服装の考え方
- 季節ごとの服の枚数や便利アイテム
服装の考え方
地域や季節によりもちろん変わりますが、基本的に赤ちゃんは薄着でOK!また、1枚厚い服を着せるのではなく、何枚か重ね着した方が調整はしやすいです。新陳代謝が盛んな赤ちゃんの平熱は36.5~37.5℃と大人より0.5~1℃程度高いので、大人が思っているより赤ちゃんは暑がりです。
よく言われるのが生後1か月まで大人+1枚、生後1~3か月までは大人と同じ、生後3か月以降は大人ー1枚。これを目安に、あとはあなたの赤ちゃんからのサインで調整しましょう♪

赤ちゃんからのサイン??

そう!赤ちゃんはおしゃべりできないけど、たくさんのサインを出してくれているんだよ!
寒いよ!サイン
- 機嫌が悪い
- 背中が冷たい
- 唇や爪の色がずっと紫色
暑いよ!サイン
- 機嫌が悪い
- 背中が湿って汗をかいている
- 顔がずっと赤い
・とりあえず、暑くても寒くても快適ではないときは、機嫌が悪くなります。
・赤ちゃんの手足が冷たい=寒いではなく、赤ちゃんは手足で体温調節していますので、背中の温かさで判断しましょう。
・唇や爪の色、顔面の紅潮も暑い、寒いの指標になります。
春と秋
ねんねの時期
短肌着+長肌着
あとは掛け物で調整
ハイハイ等ある程度動き出してから
短肌着+ロンパース
つかまり立ち以降は、
短肌着+長(半)袖ボディシャツ+ズボン
寒暖差の激しい季節はベストやカーディガン等の重ね着で調整するのがおすすめです。
夏
ねんねの時期
長肌着
ハイハイ等ある程度動き出してから
半袖ボディシャツ
※夏の肌着はメッシュのものがおすすめ。暑そうだったので、1枚しか着せてませんでした。
※外出時には
- 抱っこの時→肌着のまま(抱っこしてると暑いので、肌着1枚でも汗だくになってたことも)
- ベビーカー使用時やエアコンの効いている場所に出かけるとき→薄手の半袖ロンパースをプラス
冬
ねんねの時期
短肌着+長肌着+ベストorカーディガン
あとは布団や毛布など掛け物で調整。
ハイハイ等ある程度動き出してから
肌着+ボディシャツ+ベスト+ズボン
※ずりばい中はお腹の冷え予防のため腹巻をプラスしてました。
※夜間は布団をかけても見事に蹴ってどけてくれるので、3歳ごろまではスリーパーを着せています。
※外出時には
- 抱っこの時は室内着+トレーナーを1枚着せたり、スリングや抱っこ紐の上からブランケットをかけていました。ベストが1枚あるととても便利です。
- ベビーカー外出時には厚手のカバーオールタイプの上着を着せていました。
さいごに
以上、我が家の事例を紹介しました。あれ?我が家は結局1年中肌着で過ごしているような…(;^_^A
どの季節でも、靴下は外出時のみ履かせています。滑って危ないですし、手足で体温調節しているので室内では不要だと考えています。
服装は赤ちゃんの体型などによっても違ってくると思いますので、
結論!よく赤ちゃんを観察すべし!です。
体温調節のできる子に育ってほしいと思ってますので、tomokoは赤ちゃんのために部屋の温度をコントロールすることはしません。大人が快適な温度で生活しています。
長男の時なんて真夏エアコンのない部屋で一緒に汗をかきながらお昼寝(室温30℃越え)してましたし(→今はわたしが耐えられないので夏のお昼寝はエアコンかけます(;^_^A) 今でも真夏にキャンプに出掛けたりします。熱中症にはもちろん十分気を付けていますが、大人でも過酷な環境下でも子どもは案外元気に遊んでいるものです。
1度だけ長男が熱中症になったことがあります。年少の運動会の日でした。考えられる原因は、
- 前日夜普段より寝るのが遅くなったにも関わらず、朝早く起こした。
- 朝ごはんをあまり食べず、水分もほとんどとらなかった。
- 5月末だがとても暑い日だった。
色々な要因が重なったのだと思います。お昼前には39度前後発熱し、早退したことを覚えています。幸い体を冷やして夜には回復しました。
普段大丈夫な環境でも体調により体温調節が上手くいかないこともあるので、体調の悪い時には体温調節できているか、より気を配ってあげてくださいね。
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